ボートレースでよく聞く「逃げ」「差し」「捲り」などの用語は、始めたばかりの人にとれば分かりづらいですよね?決まり手を知ることは、予想の第一歩と言って良いくらい大事なものですが、私もただなんとなく聞いているだけでした。しかし、競艇の決まり手は6種類しかなく簡単に覚える事が出来るので、これを機会にぜひ予想に役立ててください!
この記事は次の様な人にオススメです。
- ボートレース初心者の人
- ボートレースを始めようと思っている人
- 決まり手についてしっかりと理解をしておきたい人

あんまり意識したことなかった。

これを機会に覚えておきましょう!
これだけ覚えておけば大丈夫!ボートレースの決まり手6種類
まず、決まり手とはなにか?ということですが、スタート直後の1周目1マークにおける攻防の結果です。
ボートレースは、競馬や競輪と違いスタート直後に決着がつくことが多いので、勝った選手は1周1マークでどのような戦法で勝利したのかを表すものとなります。
逃げ | 1コースの選手が一番最初に回ってそのまま勝利 |
差し | 先にターンした艇の内側に入り込み勝利 |
捲り | 内側の艇の外側をターンして勝利 |
捲り差し | 内側の艇と艇の間を旋回して勝利 |
抜き | 1マーク以降に先行する艇を抜いて勝利 |
恵まれ | Fや事故など先行艇が失格になり繰り上がって勝利 |
以上になります。少ないので覚えやすいのではないでしょうか?
基本的には、上の表で理解出来たら決まり手について、理解できたと思って貰って良いと思います。
以降は、なぜ決まり手を覚えた方がいいのか?という事と、各決まり手の詳細について説明していきます。
決まり手を覚えた方が良い理由はなに?
予想に役立てる為です。ボートレースの予想をする時に必須と言ってもいいほど重要な要素になります。選手によって「逃げられるのがどうか」「差しが得意か捲りが得意か」など決まり手を知らなければ予想が出来ないからです。
また、その日の水面状況も決まり手から見えてくる場合もあります。差しが決まりやすい水面状況を差し水面と呼ぶこともあり、それまでのレースの決まり手を見る事で今日は「差しが決まりやすい」「まくりが決まりやすい」など予想に反映することができます。
各決まり手の詳細
ここでは、最初に簡単に説明した決まり手について、補足を付け足しておきます。
逃げとは?
1コースに進入した選手が1マークを先頭で回り、そのまま1着でゴールするボートレースでは一番王道のパターンで、全競艇場で平均すると約50%の決まり手が逃げになります。
ボートレースでは引き波が発生するため、1コースが一番有利と知られている通りです。従って1号艇の選手は基本的に1コースに進入しその進入率は約95%あるので、1号艇の決まり手と捉えても問題ないでしょう。
基本的な予想の組み立ては、まず「逃げ」が決まるかどうか?というところから始める人が多いです。

予想の基本は1号艇の選手が1コースを取って逃げ切れるかどうかという所から始まるわ!
差しとは?
内側の艇がターンした後、更に内側に切り込んで先行する決まり手です。1コース以外のどの艇からも狙える決まり手ですが、コースが外になるにつれて、超えなければならない引き波が増えるので、2コースが一番決めやすい決まり手となっています。
差しが決まりやすい条件
などが考えられます。
捲りとは?
内側の艇より外を旋回して1着でゴールすることです。比較的に3コースと4コースで決まりやすい決まり手となっています。
捲りが決まりやすい条件
などが考えられます。
基本的にはスタートで先行した場合に決まりやすい捲りですが、稀にスタートが同体または少し遅れた位置から、捲りを決める選手かいます。競艇場によればその時の決まり手を「ツケマイ」と別の表現で表すこともあります。
ツケマイは見た目も派手なうえ決まればインパクトがありますが、中々狙って出来る選手はいません。失敗して外に飛ばされ着外なんてことも多々あります。
ツケマイを喰らった選手は、見えない所から急に飛んでくるので「とても怖い」というエピソードを多く聞きます。ツケマイが得意な選手もいるのでチェックしておくのもオススメです。
捲り差し
艇と艇の間を旋回し1着でゴールする決まり手です。艇のコントロールとスピードの両方が必要なため高い技術が要求されます。できる選手は限られており、特に3コースの巻きり差しが出来る女子選手は僅かです。
捲り差しが決まりやすい条件
などが考えられます。
舟券予想の時には、捲りを狙うタイプと捲り差しを狙うタイプの選手によって、1着はもちろん2着以下の予想も変わってくるので、どの選手がどういうタイプなのか?どういったスタート体形になりそうか?といった予想が重要になります。
抜きとは?
1マークで決着が着かず2マーク以降まで、もつれ込んだ場合の決まり手の事をいいます。
ボートレースでは先行する艇が圧倒的に有利なので、抜きが発生する確率は低いです。特に1着艇は競ることが少なく2・3着争いが注目を集める事が多くなっています。
抜きが発生しやすい条件
恵まれとは?
F艇や事故艇が出て、繰り上がりで1着になった場合の決まり手のことです。あくまで繰り上がりになった時の決まり手であり、F艇や事故艇が居ても1周1マークで先頭だった場合は他の決まり手が採用されます。
F艇があればもちろん返還対象で、事故の場合でも多くの艇が走行できなくなり、賭け式が成立しない場合はその舟券は返還となります。

この決まり手は出ない方が良いわね。
決まり手も予想に取り入れて!
同じ勝利でも3コースから「捲りで勝つ」「差しで勝つ」「捲り差し」で勝つと予想するのではまったく違ったものになります。決まり手を予想することで1着の的中率も上がり、抜け目も抑えられるように予想精度に影響してきます。
選手の特性や水面状況、モーターの状態などを把握して、選手の決まり手(戦法)を把握する事が出来ればそれだけで勝利に近づくことになるでしょう!

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